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行列A=\biggl(\begin{array}{cc}a&b\\c&d\end{array}\biggr)の表す1次変換によって,2点P(1,1),Q(2,2)は連立不等式1≦x≦2,1≦y≦2の表す領域内の点P´,Q´にそれぞれ移されるものとする.ただし,a,b,c,dは正の実数でa>cを満たすとする.次の問いに答えよ.(1)a+b=1およびc+d=1が成り立つことを証明せよ.(2)4点O(0,0),R(a,c),S(a+b,c+d),T(b,d)を頂点とする平行四辺形ORSTの面積をpとするとき,次の式が成り立つことを証明せよ.A\biggl(\begin{array}{c}b\\-c\end{array}\biggr)=p\biggl(\begin{array}{c}b\\-c\end{array}\biggr)(3)自然数nに対して,a_n,b_n,c_n,d_nを\biggl(\begin{array}{cc}a_n&b_n\\c_n&d_n\end{array}\biggr)=A^n\biggl(\begin{array}{cc}1&b\\1&-c\end{array}\biggr)で定める.このときa_n,b_n,c_n,d_nをb,c,nおよび(2)のpを用いて表せ.(4)A^3=1/27\biggl(\begin{array}{cc}14&13\\13&14\end{array}\biggr)となるようにAを定めよ.
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