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すべての項が整数である数列を整数列という.p,q,r,sを実数とし,正の整数nに対し
an=p+qn+rn2,bn=p+qn+rn2+sn3
とおく.このとき以下の命題を示せ.
(1)数列{an}が整数列ならば,2rは整数である.
(2)数列{bn}が整数列であるための必要十分条件は,pとq+r+sと2rと6sがいずれも整数となることである.
国立 佐賀大学 2012年 第4問サイコロを4回投げて,1,2,3,4回目に出た目をそれぞれa,b,c,dとするとき,行列Aを\biggl(\begin{array}{cc}
a&b\\
-c&-d
\end{array}\biggr)で定める.次の問いに答えよ.
(1)A2-(a-d)A-(ad-bc)E=Oを示せ.ただし,E,Oはそれぞれ2次の単位行列,零行列とする.
(2)nを2以上の自然数とするとき,A2=Oが成り立つための必要十分条件は,ad=bcおよびa=dが成り立つことである.これを示せ.
(3)nを2以上の自然数とする.An=Oとなる確率を求めよ.
国立 お茶の水女子大学 2012年 第4問以下では,実数を成分にもつ行列を考える.
(1)A=(\begin{array}{cc}
a&b\\
0&d
\end{array})とする.
(i)a>0,d≧0またはa≧0,d>0のとき,X2=Aを満たす行列Xを1つ求めよ.
(ii)a<0またはd<0のとき,X2=Aを満たす行列Xが存在するための必要十分条件をa,b,dを用いて表せ.また,この条件が成り立つとき,X2=Aを満たす行列Xを1つ求めよ.
(iii)a=d=0,b≠0のとき,X2=Aを満たす行列・・・
国立 島根大学 2012年 第4問a,bを定数とし,a≠0とする.連立1次方程式
{
\begin{array}{l}
2x+(a-1)y=b\\
ax+a2y=1
\end{array}
.・・・・・・(*)
について,次の問いに答えよ.
(1)(*)が2組以上の解をもつようなaとbの値を求めよ.
(2)(*)がx=1,y=2をただ1組の解としてもつようなaとbの値を求めよ.
(3)(*)がx=yとなる解をもつためのaとbに関する必要十分条件を求めよ.
国立 室蘭工業大学 2012年 第1問a,b,cを定数とし,a>0とする.関数f(x),g(x)を
f(x)=x2,g(x)=-ax2+bx+c
と定める.
(1)2つの放物線y=f(x)とy=g(x)が2つの交点を持つための必要十分条件を求めよ.
(2)2つの放物線y=f(x)とy=g(x)が2つの交点(-1,1),(2,4)を持つとする.このとき,bとcをaを用いて表せ.
(3)(2)の条件のもとで,2つの放物線y=f(x)とy=g(x)で囲まれた図形の面積が9であるとき,a,b,cの値を求めよ.
国立 旭川医科大学 2012年 第1問正の奇数pに対して,3つの自然数の組(x,y,z)で,x2+4yz=pを満たすもの全体の集合をSとおく.すなわち,
S={(x,y,z)\;\Big|\;x,y,z は自然数, x2+4yz=p}
次の問いに答えよ.
(1)Sが空集合でないための必要十分条件は,p=4k+1(k は自然数 )と書けることであることを示せ.
(2)Sの要素の個数が奇数ならばSの要素(x,y,z)でy=zとなるものが存在することを示せ.
私立 明治大学 2012年 第3問円に内接する4角形ABCDについて,AB=a,BC=b,CD=c,AD=dとおくとき,次の問に答えよ.
(1)a2+b2=c2+d2であるための必要十分条件が,∠B=∠Dである事を証明せよ.
(2)a=\frac{√2}{3},b=\frac{√7}{3},c=\frac{√5}{3},d=2/3とするとき,cos(∠A-∠C)を求めよ.
私立 明治大学 2012年 第2問f(x)=x3-48x,g(x)=9x+k(kは定数)がある.以下の問に答えなさい.
(1)y=f(x)とy=g(x)のグラフが3つの異なる交点を持つ必要十分条件は|k|<[ケ][コ]\sqrt{[サ][シ]}である.
(2)y=f(x)は,x=aのとき,極大値bをとる.また,g(a)=cとする.
log_{10}b-7log_{10}c+7=0が成立するのは,k=[ス][セ]のときである.このとき,y=f(x)とy=g(x)のグラフは,3つの異なる交点をもち,それらのx座標の値は,小さい順に並べると-[ソ],-[タ],\kak・・・
私立 上智大学 2012年 第2問aを実数とする.座標平面において,放物線Ca
Ca:y=-2x2+4ax-2a2+a+1
および放物線C
C:y=x2-2x
を考える.
(1)Caの頂点は常に直線y=[ク]x+[ケ]上にある.
(2)CaとCが共有点をもつための必要十分条件は,
\frac{[コ]}{[サ]}≦a≦[シ]
である.
(3)a=\frac{[コ]}{[サ]}のとき,CaとCの共有点はP([ス],[セ])である.
(4)a=[シ]のとき,CaとCの共有点・・・
私立 上智大学 2012年 第2問aを実数とし,放物線C:y=x2-2ax+4aを考える.
(1)Cが直線y=-6xと接するのは,a=[タ]またはa=[チ]のときである.ただし,[タ]<[チ]とする.
(2)aがすべての実数を動くとき,Cの頂点の軌跡の方程式は
y=[ツ]x2+[テ]x+[ト]
である.
(3)Cが点(x,y)を通るようなaが存在するための必要十分条件は
\bigg(x[あ][ナ]\bigg)[い]\bigg(y[う][ニ]\bigg)
である.
・・・